現役時代、阪急から阪神に移籍してきた米田哲也さんに紹介されて知り合った安紀子さんと、1979年、23歳の時に結婚した、掛布雅之(かけふ まさゆき)さんは、妻・安紀子さんとの間に、男の子が一人誕生しています。今回は、その息子さんやお孫さんとのエピソードをご紹介します。
「掛布雅之が妻・安紀子と仲良くする為に心がけていることとは?」からの続き
子供は息子(長男)が1人
掛布さんは、妻・安紀子さんとの間に、1984年頃、長男の啓悟さんが誕生しているのですが、啓悟さんは、中学時代はボーイズリーグの「オール豊中」に在籍し、高校は大阪学院高等学校に進学すると、3年生の時には、大阪大会初戦の福井戦で7番ファーストで出場し、右中間に快打を飛ばして打点を挙げる活躍を見せるも、3回戦の桜宮戦では、5回途中でベンチに下がり、チームも2対8と敗退しています。
息子(長男)の啓悟は顔も声のトーンも打撃フォームもそっくりだった
そんな啓悟さんは、お父さんの掛布さんと、顔、声のトーン、柔らかな物腰などが似ているほか、同じ左打ちで、打席に入った際には、右手でバットをグルグル回転させ、両手で握ったグリップを高く突き上げるパフォーマンスまで似ており、高校時代には、打席での仕草が「父親そっくり」と話題になったことがありました。
大阪学院高等学校時代の啓悟さん。
(啓悟さんは、現役時代のお父さんは、「小さい頃にビデオで見た」ということですが、打撃フォームを意識しているそうで、「大学で動作を分析すると、ほとんど一緒といわれた」と照れくさそうに笑っています)
息子(長男)の啓悟は大学3年の時は4番・主将を務めていた
その後、啓悟さんは、大学は大阪学院大学に進学し、2005年、3年生の時には、4番で主将を務めるのですが(背番号は掛布さんと同じ「31」)、
「ミスタータイガースの二世」の話題が先行し、毎試合のように取材を受けてもてはやされるも、打てない状態が続き、「なぜ掛布を使うのか」と書かれたこともあったそうで、
掛布というだけでよく取り上げられたが、そういうのは迷惑だった
と、自分の生い立ちを恨んだこともあったそうです。
息子(長男)の啓悟は父・掛布雅之を「最も尊敬する野球人」だと語っていた
それでも、啓悟さんにとって、掛布さんは最も尊敬する野球人だそうで、
啓悟さんは掛布さんについて、
努力の人。今の僕と同じ22歳でホームラン王になったのはすごい
と、語っています。
息子(長男)の啓悟は大学卒業後はプロ入りを目指し、社会人野球「三菱重工神戸」に入部するも・・・
その後、啓悟さんは、2006年には、プロ入りを目指し、社会人野球の三菱重工神戸に入部すると、
掛布さんからは、
おれがプロに入ったときは、体はお前より小さくて細かった
と、激励を受けたそうですが・・・
以後、啓悟さんの情報がないことから、現在は一般の仕事をされているようです。
孫は男の子が1人
ちなみに、啓悟さんは、2013年に、男の子・琥大郎(こたろう)君が誕生しているそうでが、掛布さんは、兵庫県内のゴルフ場でラウンド中に啓悟さんから電話を受け、予定日より5日早く、3666グラムの元気な男の子が誕生した報せが届いたそうで、メールで送られてきた赤ちゃんの写真を見ながら、「わんぱくそうな顔をしてるわ」と目を細めたそうです。
また、掛布さんは、その後、病院に駆けつけ、初孫を抱き上げたそうですが、その時のことを、
自分の子供が生まれたときのことを思い出した。かわいらしくて、たまらない
と、語ると、
琥大郎くんの将来については、
何でもいいからスポーツに興味を持ってもらいたい。でも、自然と野球に興味を持つようになるんじゃないかな
と、語っています。
「掛布雅之は阿部慎之助を幼少期の頃から可愛がっていた!」に続く