1969年、23歳の時、1stシングル「こわれた愛のかけら」でレコードデビューすると、1970年には、3rdシングル「比叡おろし」がヒットし、

その後は、元夫・髙橋信之さんプロデュースによるアルバム「あげます」「かなしみごっこ」「ちょっと気分をかえて」で実力派女性シンガーとして注目された、小林啓子(こばやし けいこ)さん。

今回は、そんな小林啓子さんの若い頃(レコードデビュー)から現在までの代表曲やアルバムほか経歴を時系列でご紹介します。

小林啓子

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小林啓子のプロフィール

小林啓子さんは、1946年12月10日生まれ、
東京都の出身、

学歴は、
聖心女子学院初等科・中等科・高等科
⇒聖心女子学院英語専攻科

ちなみに、「小林啓子」は本名で、作家の小林信彦さんは従兄弟です。

小林啓子は23歳の時に「こわれた愛のかけら」でレコードデビュー

小林啓子さんは、聖心女子学院英語専攻科在学中からプロとして音楽活動を開始していたそうで、

1968年、22歳の時、ラジオ番組「雪印 チーズパーティーNo.1」のテーマソング「ふとした時に」を、石岡宏さんとデュエットすると、

1969年、23歳の時には、ファーストシングル「こわれた愛のかけら」で、レコードデビューを果たしています。

ちなみに、小林啓子さんは、この「こわれた愛のかけら」について、

私のデビュー曲です。この時、ジャケットにも書いてあるんだけど「キャンパスポップス」って言い方をしていたんです。東芝が「カレッジポップス」っていう呼び方をしていたから、それに対抗して作ったんですよ。

ビリー・バンバンも同じ頃に出てきて、一緒にアルバム(『ゴールデン・フォーク・ジャンボリー』)も出しました。そしてこの曲がきっかけで、新しい音を作ろうということになって、(高橋)幸宏さんたちも参加しているんです。

と、語っています。

「こわれた愛のかけら」
「こわれた愛のかけら」

(小林啓子さんは、このシングルのジャケットが演歌歌手のようで好きになれなかったそうです)

小林啓子は23歳の時にNHKの音楽番組「ステージ101」で「恋人中心世界」を歌い人気を博していた

その後、小林啓子さんは、この年(1969年)に結成されたNHKの「ヤング101」に第一期生として加入すると、

音楽番組「ステージ101」に、1970年1月10日の第1回から出演し、番組のオリジナルソングの一つだった「恋人中心世界」を歌い、人気を博しています。

小林啓子は23歳の時に3枚目のシングル「比叡おろし」がヒット

そして、同年(1970年)5月1日に、3枚目のソロ・シングル「比叡おろし」をリリースすると、これがヒットを記録します。

「比叡おろし」
「比叡おろし」

小林啓子は25歳~31歳の時に高橋信之プロデュースによるアルバム「あげます」「かなしみごっこ」「ちょっと気分をかえて」をリリース

また、小林啓子さんは、1971年12月には、髙橋信之さんプロデュースにより、アルバム「あげます」をリリースしているのですが、

このアルバムでは、洋楽っぽい女性ボーカリストを希望した髙橋信之さんの意向により、キャロル・キングの「YOU’VE GOT A FRIEND」と「IT’S TOO LATE」のカバー曲を歌唱しています。

そして、1972年12月25日にリリースした2枚目のアルバム「かなしみごっこ」も、髙橋信之さんがプロデュースしているのですが、

小原礼さん、林立夫さん、後藤次利さん、髙橋信之さんの実弟・高橋幸宏さんも参加するほか、バンド「BUZZ」がコーラスを担当し、松任谷由実さんがピアノ、松任谷正隆さんがアコーディオンを担当するなど、豪華メンバーによる制作となっています。

ちなみに、小林啓子さんは、この2枚目のオリジナルアルバム(カバー曲はなく、作詞・作曲・演奏と全てがオリジナル)で、自分の歌というものを改めて考えるようになったそうです。

その後、小林啓子さんは、高橋信之さんと結婚すると、休養期間を経て、1977年8月21日、3枚目のアルバム「ちょっと気分をかえて」をリリースしているのですが、

引き続き、夫となった髙橋信之さんがプロデュースしており、「大人のシティポップ」をコンセプトに、高橋幸宏さん、加藤和彦さん、今井裕さん、後藤次利さんらが参加して制作しています。

(小林啓子さんは、1971年4月1日に、アルバム「GOLDEN FOLK JAMBOREE」をリリースしているのですが、これは、ビリーバンバンとの共作のため、ソロアルバムとしては、「あげます」が初めてのアルバムとなります)

小林啓子は57歳の時に27年ぶりとなるシングル「明日咲くつぼみに。」をリリース

そんな小林啓子さんは、1983年、37歳の時、 佐々木勉さんとのデュエット「ギターのように愛されたい」をリリースしたのを最後に、音楽活動を休止していたのですが、

2002年、シャンソン歌手の石井好子さんや永六輔さんからの呼びかけもあり、音楽活動を再開すると、2004年10月22日には、(1977年「ちょっと気分をかえて」以来)27年ぶりとなるアルバム「明日咲くつぼみに。」(ミニアルバム)をリリースしています。

「明日咲くつぼみに。」
「明日咲くつぼみに。」

小林啓子は75歳の時にデビュー55周年記念ツアーを開催していた

そして、2021年12月には、「デビュー55周年【おやすみ30年】記念コンサート」を開催しているのですが、ここでも、かねてより、親交のある、林立夫さん、小原礼さん、鈴木茂さん、東郷昌和さんらが参加しています。

小林啓子

小林啓子のディスコグラフィー(シングル)一覧

それでは、最後に、小林啓子さんのディスコグラフィーをご紹介しましょう。

シングルでは、

  • 1969年「こわれた愛のかけら」
  • 1969年「さよならをいうまえに」
    「さよならをいうまえに」
    「さよならをいうまえに」
  • 1970年「比叡おろし c/w 恋人中心世界」
  • 1970年「ひとりぼっちの午前10時」
  • 1970年「のびゆく電気通信の歌」
  • 1971年「こころあたり」
  • 1972年「からっぽの世界」
  • 1977年「レイルウェイ・ララバイ ~一枚の切符から~」
  • 1977年「気分を出してもう一度」
  • 1983年「ギターのように愛されたい」
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小林啓子のディスコグラフィー(アルバム)一覧

アルバムでは、

を、リリースしています。

「小林啓子の前夫は髙橋信之!再婚相手は?息子はTaigenKawabe!」に続く

お読みいただきありがとうございました

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