映画祭「東京フィルメックスフェスティバル」のパーティー会場の入り口に立っていた、フランス人アートディレクターのローラン・グナシアさんに一目惚れし、猛アタックの末、交際し、結婚に至ったという、寺島しのぶ(てらじま しのぶ)さんは、ローランさんとの間に、男の子が一人誕生しています。今回は、寺島さんの息子のほか、ローランさんの娘についてもご紹介します。
「寺島しのぶと夫・ローラン・グナシアの馴れ初めは?」からの続き
息子(長男)は尾上眞秀
寺島さんとローラン・グナシアさんの間には、2012年9月11日、長男の尾上眞秀(おのえ まほろ)(本名・寺嶋眞秀(てらじま まほろ))くんが誕生しているのですが、
寺島さんは、ローランさんと結婚した際、
男の子ができたら歌舞伎役者もいいな
と、語っており、
眞秀くんは、2015年5月、2歳にして、東京歌舞伎座の舞台に初登場しています。(お披露目のみ)
(ハッピ姿の眞秀くんが、おじいさん(寺島さんの父)の七代目尾上菊五郎さんに駆け寄る姿が「かわいい!」と観客から拍手喝采だったそうです)
眞秀くんも幼い頃から歌舞伎が大好きなのだそうです
息子(長男)・尾上眞秀の初舞台は歌舞伎座「音菊眞秀若武者」
そんな眞秀くんは、その後、2023年5月2日には、歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」において、本名の「寺嶋眞秀(てらじま まほろ)」で舞台に立ち、初代尾上眞秀(おのえ まほろ)と名を改めると、
寺島さんとローランさんが見守る中、初舞台「音菊眞秀若武者(おとにきくまことのわかむしゃ)」で堂々とした演技を披露しています。
「音菊眞秀若武者」で初舞台を踏む尾上眞秀くん。
息子(長男)・尾上眞秀は歌舞伎のほか、モデルとしても活動
ちなみに、2017年から、寺島さんと眞秀くんに密着取材したドキュメンタリー番組「寺島しのぶと眞秀君 奮闘記」が定期的にテレビ放送されているのですが、
当初は、恥ずかしがり屋だった眞秀くんが、自己分析をしっかりするような少年へと大きく成長していく様子が収められています。
また、眞秀くんは、2019年には、フランス・パリで開催された「Palais de Tokyo(パレ・ドゥ・トウキョー)」の2019年春夏コレクションにモデルとしても出演しています。
息子(長男)・尾上眞秀の小学校は慶應義塾幼稚舎(小学校)?
そんな眞秀くんは、慶應義塾幼稚舎(小学校)に通っていると言われています。
寺島さんの弟の五代目尾上菊之助さんをはじめとする歌舞伎関係者は、芸能活動に理解があって芸能と学業が両立しやすい、青山学院初等部に通っていることが多いのですが、眞秀くんは、芸能と学業の両立が簡単ではない慶應義塾幼稚舎に入学しています。
というのも、跡取りの問題で、眞秀くんは将来的には跡取り(尾上菊五郎)にはなれず、菊五郎になるのは、寺島さんの弟・尾上菊之助さんの長男で、眞秀くんよりも1歳年下の七代目尾上丑之助(本名・和史(かずふみ))くんが継ぐことが決まっており、
いずれ、眞秀くんが、自分は大名跡を継げないという現実を突きつけられ、それを知ったうえで厳しい芸事の練習に励むことは辛いだろうと、寺島さんの配慮で、将来、眞秀くんが歌舞伎から離れ、別の世界に行きたいと思った時に備えて、より選択肢が広がる慶應義塾を受験させたのではと言われています。
息子(長男)・尾上眞秀に「尾上菊五郎」襲名の可能性が?
ただ、その後、眞秀くんの祖父(寺島さんの父)の七代目尾上菊五郎さんが、
(娘が)どうしても(眞秀くんを)歌舞伎役者にしたいって言うのでね。ならせるなら、ゆくゆくは「梅幸」を継がせるかね。
実力がある役者が菊五郎を襲名していってくれればいい
などと、公言したことから、
眞秀くんが”菊五郎”を襲名する可能性も出てきています。
(過去に、ハーフの歌舞伎俳優は、十五代目市村羽左衛門さんがいるそうです)
夫・ローラン・グナシアには前の恋人との間に娘がいた
ところで、夫・ローランさんには、前の恋人との間に、クレオさんという娘が一人いるそうで、
寺島さんは、
彼女とも仲良し。東京で一緒に住みたいと言われてる。
と、語っており、
クレオさんとも良い関係を築いているようです。
(ローランさんには結婚歴はなく、寺島さんとは初婚です)
クレオさんと眞秀くん。
ちなみに、フランスには、「別れた後のカップルの子どもは、共同親権を持つ」という法律があるそうで、これに従い、クレオさんも、フランスで生活をしつつ、お父さんのローランさんが住んでいる日本にもよく来て、滞在していたそうですが、
2011年に東日本大震災や原発事故が起きると、クレオさんの当時の恋人がクレオさんを日本に行かせたくなくなったそうで、ローランさん&寺島さんはクレオさんの恋人と話し合いをしたそうですが、話がもつれ、
2012年1月頃には、フランスで裁判にまで発展し、ローランさんが、「クレオが日本に来ることをOKしてほしい。日本は放射能で危険な国ではない。」と、再三、アピールするも、ローランさんの訴えは却下されてしまったそうです。
(その間、寺島さんがクレオさんに会いにフランスを訪れたり、ネットで交流を続けていたそうです)
ただ、諦めずに、何度も裁判に訴えた結果、(1度却下された主張だったため、なかなか覆ることはなかったそうですが)最終的には見事に勝利を収め、寺島さんとローランさんは、またクレオさんと東京で過ごすことができるようになったのだそうです。
さて、いかがでしたでしょうか。
寺島しのぶさんの、
- 年齢は?出身は?身長は?学歴は?
- 本名は?祖父・父・母・弟は?
- 家系図
- 幼少期は女の子である自分は必要とされていないと感じていた
- 自身も弟が欲しく弟が生まれるように毎日神社で祈っていた
- 弟が家族の中心で疎外感を感じていた
- 家族のアルバムではどの写真も父母弟から1人ポツンと離れていた
- 11歳の時に6歳の弟・菊之助が歌舞伎の舞台に立つのを見て初めて挫折を味わっていた
- 歌舞伎への憧れを封印するも父親と弟が稽古をしている姿を見てうらやましくて仕方がなかった
- 弟・菊之助とは深い絆を感じていた
- 幼い頃はしばしば弟・菊之助にプロレス技をかけていた
- 弟・菊之助とは周囲から「異例の仲の良さ」と言われるほど仲が良かった
- 男性に甘えられたり頼られることが好き
- 舞台に上がること以外考えられなくなっていた
- 女優になって家族に自分の存在を認めさせたかった
- 女優として成功している自分を夢見るようになっていった
- 娘を売り込もうとする母親に反発していた
- どうすれば女優になれるか考え一人悶々とする毎日を送っていた
- 母親・富司純子のつてでテレビドラマ「詩城の旅人」に出演するも・・・
- 自分のルックスや演技を見て愕然としていた
- 女優になりたい気持ちから一旦離れるため学校のクラブ活動に熱中していた
- クラブ活動に没頭しつつも女優になりたい気持ちが忘れられなかった
- 太地喜和子の言葉に背中を押され女優になる決心をしていた
- 「さびしそう」と人から言われたのは生まれて初めてだった
- 文学座の入所試験を受ける
- 文学座の入所試験ではハンドボールの倒れ込みを披露し見事合格していた
- 文学座で芝居のおもしろさを覚える
- 文学座で60人中4人の正式な座員に昇格
- 文学座では芝居ができることに幸せを感じるも焦燥感にかられていた
- 藤山直美には活躍の場がないもやもやを見抜かれ慰められていた
- 清水邦夫の推薦で蜷川幸雄演出の舞台「血の婚礼」に出演
- 初対面の蜷川幸雄に「屈折している」と言われていた
- 蜷川幸雄演出の舞台「血の婚礼」では「好きなようにやってみろ」と言われ面食らっていた
- 「血の婚礼」本番中には水ですべって転び、頭を打って気を失って倒れていた
- 「血の婚礼」に出演し初めてカーテンコールの快感を知る
- 「血の婚礼」以降、徐々に舞台のオファーを受けるようになっていた
- 杉村春子は文学座退所の旨を伝えるも快く送り出してくれた
- 初主演映画「赤目四十八瀧心中未遂」で「第27回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞」を受賞
- 小説「赤目四十八瀧心中未遂」を読んでヒロインに魅せられ、原作者の車谷長吉に読者カードで手紙を書いていた
- 映画「赤目四十八瀧心中未遂」のオファーがとても嬉しかった
- 映画「赤目四十八瀧心中未遂」への出演を母・富司純子に猛反対されていた
- 映画「赤目四十八瀧心中未遂」出演に母・富司純子が猛反対していたのは濃厚なベッドシーンがあったから
- 母・富司純子と激しい口論になり、あきらめなければならないのかと号泣していた
- 大竹しのぶに背中を押されて映画「赤目四十八瀧心中未遂」の出演を決意していた
- 愛想をふりまくのが苦手で現場になかなか溶け込めないも仕事で結果を出そうと思っていた
- クライマックスの滝のシーンで自分の芝居が認められたことを確信していた
- 母・富司純子に「美」のコンプレックスを抱いていた
- 母方の祖父・俊藤浩滋には興味を持ってもらえなかった
- 母・富司純子に「うらやましい」と言われていた
- 出演作品(舞台)
- 出演作品(映画)
- 出演作品(テレビドラマ)
- 出演作品(Webドラマ)
- 著書
- 受賞歴
- 十代目松本幸四郎と真剣交際していた
- 十代目松本幸四郎の仕事に対する真摯な姿を尊敬していた
- 結婚を考えるようになるも尊敬と恋愛の区別がつかなくなっていた
- 交際相手だった十代目松本幸四郎に隠し子がいることが判明
- 十代目松本幸四郎に隠し子が発覚した後も交際を続けていた
- 十代目松本幸四郎との交際中に別の男性と交際(二股)するも仕事で尊敬できず続かなかった
- 十代目松本幸四郎の裏切りに遭い、死にたくなるほどのショックを受けていた
- 自叙伝「体内時計」を発表したことで幼馴染の松たか子と絶縁状態となっていた?
- 夫はフランス人アートディレクターのローラン・グナシア
- 夫・ローラン・グナシアは以前はフランスの銀行に勤めていた
- 夫・ローラン・グナシアは東京にクリエイティブスタジオ「La Boite(ラ・ボワット)」を設立していた
- 夫・ローラン・グナシアの率直さに惹かれていた
- 夫・ローラン・グナシアのプロポーズの言葉は?
- 夫・ローラン・グナシアは結婚の挨拶で「コッケン(結婚)」と言い、大爆笑となっていた
- 父・七代目尾上菊五郎と夫・ローラン・グナシアの仲は良好
- 夫婦仲も良好
- 寝室を別々にしたいが夫・ローラン・グナシアに反対されている?
- 息子(長男)は尾上眞秀
- 息子(長男)・尾上眞秀の初舞台は歌舞伎座「音菊眞秀若武者」
- 息子(長男)・尾上眞秀は歌舞伎のほか、モデルとしても活動
- 息子(長男)・尾上眞秀の小学校は慶應義塾幼稚舎(小学校)?
- 息子(長男)・尾上眞秀に「尾上菊五郎」襲名の可能性が?
- 夫・ローラン・グナシアには前の恋人との間に娘がいた
について、まとめてみました。
2023年7月には、女性にはできないと言われていた歌舞伎座での10月公演にメインキャストで出演することが決定した寺島さん。
幼少期、歌舞伎役者に憧れるも、やがては、女性であることから歌舞伎役者になれないことを知り、落胆したという寺島さんは、著書「体内時計」では、真似ることばかりでつまらないと思うようになり、歌舞伎へのコンプレックスはなくなったとも綴っているのですが、やはり、心の奥底では忘れることができなかったようで、その執念が実を結んだのかもしれません。